Sustainability
サステナビリティ

社員食堂の食品ロス削減推進

タイでは、年間約970万トンもの食品が廃棄されており、これは一人当たりに換算すると約146キログラムに相当します。さらに、国内で発生する廃棄物全体の約64%が食品廃棄で、その量は年間約1,700万トンにも及びます。バンコクだけでも、1日に約5,000トンもの食品が廃棄されており、近年大きな社会問題として取り上げられています。

弊社の工場内にも食堂が設置されていますが、従業員が食べきれない量のご飯を盛り付け、残飯として廃棄されてしまう場面が散見されていました。日系企業として、日本文化に根付く「もったいない」や「足るを知る」という考え方を工場内に広めたいと考え、食品ロス削減に向けた取り組みを開始しました。

しかし、文化や国民性の違いもあり、啓蒙活動を始めた当初はなかなか理解を得ることができませんでした。タイ人のスタッフと協力しながら、伝え方について何度も試行錯誤を重ねました。一般従業員への浸透が難しかったため、まず監督職に理解を促し、そこから各部署へ考え方を共有しました。また、分かりやすいポスターを掲示することで、徐々に改善の兆しが見え始めました。

現在では、食事の残飯だけでなく、原材料の無駄使いに対しても「もったいない」という意識が芽生え、日本のものづくりに根付く考え方への理解が深まってきたと感じています。

※写真はイメージです。